エクスペディア、ホテルに関する国際比較調査 世界の6割「プール」重要視も日本は2割
2019年8月29日(木) 配信
エクスペディア・ジャパンがこのほど行ったホテルに関する国際比較調査によると、日本人が「ホテルで重視するもの」は施設よりも客室内の快適さだったことが分かった。フランスはホテル内のバーやレストランで、メキシコはプールなど、各国で求めるニーズの違いが顕著に分かれた。
今回は1年以内に飛行機に乗り、ホテルに宿泊したことがある世界23カ国の男女約2万人を対象に、「ホテルで重視するもの」などについて聞いた。日本人は「Wi-Fi」「室内冷蔵庫」「無料アメニティ」がトップ3に。重視する割合が低かったものは「ベビーシッターサービス」「ジム」「プール」だった。
一方で「プール」は、世界23カ国の平均で64%が重視すると答え、日本人とは3倍近い差がつく結果となった。
【各国比較】ホテルで重視するものは
□ホテル予約、日本人は「価格」を1位
「ホテル予約時に重視するもの」については、日本では「価格」「立地」「無料Wi-Fi」が上位を占めた。これらの項目はすべての国でトップ3内にランクインしている。
一方で、世界では66%の人が重視する「家族連れに優しい」という項目は日本では38%だった「海外の人に比べると日本人はホテル内で、家族と遊ぶことについてあまり期待していないようすがうかがえる」(同社)。
【各国比較】ホテル予約時に重視するものは
□アンケート概要
サンプル数: 計1万8237人
調査期間: 2019年4月12日~4月29日
調査方法: インターネットリサーチ
調査対象: アメリカ、 カナダ、 メキシコ、 ブラジル、 イギリス、 フランス、 ベルギー、 オランダ、 ドイツ、 スイス、 オーストリア、 イタリア、 スペイン、 オーストラリア、 ニュージーランド、 シンガポール、 マレーシア、 タイ、 インド、 香港、 台湾、 韓国、 日本
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、 足し上げても合計数値が100%とならない場合がある