変なホテルに「充レン」導入へ ホテル業として初 HIS×東電EP
2019年8月30日(金) 配信
エイチ・アイ・エス(HIS)グループで変なホテルなどを展開するHISホテルホールディングス(HHH)はこのほど、モバイルバッテリーシェアリングサービス「充レン」をホテル業界として初めて導入すると発表した。
旅ナカでスマートフォンが手放せない昨今、旅の拠点となる宿泊施設に「充レン」を設置し、外出中のバッテリー切れなどの不安解消をはかる。併せて災害などによる停電や緊急時にも備えていく考え。
「充レン」のサービスは、東京電力エナジーパートナー(東電EP)が2018年7月から始めた。利用料金はレンタル当日から翌日24時までの利用で1台300円(税別)となる。8月29日現在、公共交通機関や大型商業施設など計26施設30拠点にレンタルスタンド展開。2020年度中には1万台のレンタルスタンド設置を目指している。
近年はスマートフォンやWiFiルーター、電子タバコなどのモバイル端末の普及により、外出時における充電場所の確保が求められている。すでに「アジア圏内や北米でも、急速にモバイルバッテリーのシェアリングサービスが普及している」といい、訪日外国人のニーズも高まっているという。
HHHが「充レン」を設置するのは「変なホテル東京 赤坂」、「変なホテル東京 浅草橋」の2カ所となり、そのほかの店舗についても、今後のエリア拡大に合わせて順次設置を予定している。
□サービス概要
・無人対応(24時間)…モバイルバッテリー「充レン」レンタルスタンドをホテルロビーに設置
・簡単便利にレンタル…充電コネクタを選択し、 メールアドレスを入力。 クレジットカード決済で支払い
・移動の自由…充電中はその場に滞在せず、外出を楽しみながら充電が可能
・シェアリング…利用後は、どの「充レン」レンタルスタンドでも返却可能