埼玉県深谷市、「ベジタブルテーマパーク フカヤ」オープン 農業と観光を柱に地域活性化を
2019年9月2日(月) 配信
埼玉県深谷市(小島進市長)は8月30日(金)、「道の駅はなぞの」で記者発表会を開き、全国6位の野菜産出額を誇る市全体をテーマパークに見立てた「ベジタブルテーマパーク フカヤ」のオープンを宣言した。農業と観光を柱に地域を活性化する「野菜を楽しめるまちづくり戦略」の一環として行われる。
花園IC拠点整備プロジェクトなどにより、深谷市の観光におけるハード面の整備が進むなか、ソフト面の構築が課題となっている。そこで、市の特長である野菜と農業を最大限生かした取り組みとしてのまちづくり戦略を計画した。
市内に3つある道の駅や飲食施設などの拠点、生産者、市内外の事業者などと連携しながら、観光客の市内周遊を促進する。
8月30日(金)~9月1日(日)には「ベジタブルテーマパーク フカヤ オープニングイベント ~深谷の野菜を楽しむ3日間~」が行われ、市内のカフェやレストランで深谷市産の野菜や果物を使った限定メニューを提供した。
期間中毎日、野菜ソムリエやキユーピーを講師に招き、野菜を使ったユニークなワークショップを開催するなど、市内各所で野菜を楽しめるイベントとなった。
また、埼玉県内初の日本野菜ソムリエ協会(福井栄治理事長)と自治体パートナー制度を提携したことを発表。今後、観光コンテンツの開発や協会の持つ日本全国のバイヤーとのネットワークを通じて、多くの人に深谷市の野菜の魅力を発信していく。
□埼玉県1位、全国6位の野菜産出額を誇る深谷市
平成29年度の深谷市農業産出額は347億8千万円を誇り、そのうち60%以上を野菜が占める。深谷ねぎをはじめとした野菜産出額は埼玉県で1位、全国でも6位となっている。