JTB、海外向けECサイトの自国通貨建て決済サービスを提供
2019年9月3日(火)配信

JTB(髙橋広行社長)はGMOペイメントゲートウェイ(相浦一成社長、GMO-PG)と提携し、自国通貨建て決済ができるサービス(DCC決済サービス)を2019年9月24日(火)から越境ECサイト向けに提供を始める。同サービスを導入することにより、海外向けの日本への旅行サイトや通販サイトなどで、海外からの利用客が為替変動を意識せずに決済可能となる。
□サービス概要
DCC決済サービスとは、海外客がクレジットカードの決済時に、自国通貨建て決済を選択できるサービス。日本のECサイトで買い物する際に、自国の通貨で金額が表示され、その金額でのクレジット決済が可能となる。従来の日本円建てクレジット決済では、為替の影響により請求時まで金額が未確定だったが、同サービスを導入することで決済時に請求金額が確定。為替変動の影響を受けることなく、請求の金額が確定するサービスとなる。
JTBでは、すでに宿泊施設などに提供している決済端末(C→REX)でDCC決済サービスを導入している。そこで培った実績や経験を生かし、GMO-PGが提供する総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」を通じて宿泊施設のみならず、海外から利用する越境ECサイトを持つ加盟店向けに、利用されるサービスを展開する。
□導入における活用シーン
〇日本への旅行に伴う旅行サイトでの事前決済
日本への旅行を自国にいながら事前にクレジット決済が可能。
DCC決済サービスを利用することで、為替変動を意識せずに決済が可能。
〇日本の特産物やアニメのフィギュアなどの海外向け通販サイト
日本の通販サイトで自国にいながら日本の通販サイトから購入が可能。
DCC決済サービスを利用することで、為替変動を意識せずに決済が可能。
〇日本に留学する際の前決済
留学費用を自国にいながら事前にクレジット決済が可能。
DCC決済サービスを利用することで、為替変動を意識せずに決済が可能。
〇日本のイベントにおける電子チケットの事前決済
日本でのイベントを自国にいながら事前にクレジット決済が可能。
DCC決済サービスを利用することで、為替変動を意識せずに決済が可能。
□サービスの特徴
<DCC決済サービスの特徴>
<対応通貨>
□今後の展開
DCC決済サービスにおいて、さまざまな業種の加盟店に利用してもらえるようサービス展開を予定。DCC決済サービスの導入を検討する決済代行会社・加盟店にとって、今後のインバウンドビジネス拡大の手助けになれるように、DCC決済サービスの展開を予定している。
「JTBのDCC決済サービス」サイト: