「味のある街」「パイナップルケーキ」――サニーヒルズ南青山店(東京都港区)
2019年9月7日(土) 配信
先日、私が講師を務めるNHK文化センターのまちあるき講座で、青山周辺を歩いた。外苑前駅方面から表参道駅に近づくと、おしゃれなセレクトショップや美容院などが並び、和食やそばなどの老舗もあちこちにある。そうしたエリアの近くに、木組みが高く組まれた、一際目を引く建物がある。これが2013年にオープンしたサニーヒルズ南青山店だ。この建物は新国立競技場の設計などでも知られる隈研吾さんが設計した。
サニーヒルズは09年に設立された、台湾でも人気のパイナップルケーキブランド。日本で販売している商品は台湾のものとは少し味を変え、より日本人の好みに合うようにしている。
店舗の1階で商品を販売し、2階では「おもてなし」として、来店者にパイナップルケーキと台湾茶を振る舞っている。
パイナップルケーキとアップルケーキのどちらがいいかと尋ねられ、パイナップルケーキを選ぶと、しばらくしてお茶とともに運んできた。お茶は味に合わせたものを選んでくださっているそうで、パイナップルケーキには台湾の阿里山で採れた青心烏龍茶、アップルケーキには紅玉紅茶。夏の暑い時期だからか、冷たいものを用意してくれた。
パイナップルケーキを一口いただくと、パイナップルそのものの甘さがぎゅっと詰まっていて、しかし甘すぎず美味しい。このパイナップルは台湾中部の八卦山産のものだそうだ。そして烏龍茶もさっぱりとして中国茶の旨味を十分に感じ、このケーキに合うというのがわかる気がした。
アップルケーキは青森県産の紅玉りんごを使用した、日本でしか手に入らない商品だ。生地の上に砂糖がまぶしてある。頼んだ人に聞くと、こちらもりんごの味が詰まっていて、しかし甘すぎず上品な味わいだったそうだ。周りを見ると女性グループやカップルのほか、カメラを首から下げたアジア系、欧米系の外国人観光客らしいグループも次々とやってきた。このエリアの新しい名所となっているようだ。パイナップルケーキを1本お土産にして、帰路についた。
サニーヒルズは09年に設立された、台湾でも人気のパイナップルケーキブランド。日本で販売している商品は台湾のものとは少し味を変え、より日本人の好みに合うようにしている。
店舗の1階で商品を販売し、2階では「おもてなし」として、来店者にパイナップルケーキと台湾茶を振る舞っている。
パイナップルケーキとアップルケーキのどちらがいいかと尋ねられ、パイナップルケーキを選ぶと、しばらくしてお茶とともに運んできた。お茶は味に合わせたものを選んでくださっているそうで、パイナップルケーキには台湾の阿里山で採れた青心烏龍茶、アップルケーキには紅玉紅茶。夏の暑い時期だからか、冷たいものを用意してくれた。
パイナップルケーキを一口いただくと、パイナップルそのものの甘さがぎゅっと詰まっていて、しかし甘すぎず美味しい。このパイナップルは台湾中部の八卦山産のものだそうだ。そして烏龍茶もさっぱりとして中国茶の旨味を十分に感じ、このケーキに合うというのがわかる気がした。
アップルケーキは青森県産の紅玉りんごを使用した、日本でしか手に入らない商品だ。生地の上に砂糖がまぶしてある。頼んだ人に聞くと、こちらもりんごの味が詰まっていて、しかし甘すぎず上品な味わいだったそうだ。周りを見ると女性グループやカップルのほか、カメラを首から下げたアジア系、欧米系の外国人観光客らしいグループも次々とやってきた。このエリアの新しい名所となっているようだ。パイナップルケーキを1本お土産にして、帰路についた。
(トラベルキャスター)
コラムニスト紹介
津田 令子 氏
社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。