増加する海外修旅 東南アジアへの教育旅行の可能性探る 国際機関日本アセアンセンターがセミナー開く
2019年9月5日(木) 配信
国際機関日本アセアンセンター(藤田正孝事務総長、東京都港区)は8月5日(月)、東京都内で「東南アジアへの教育旅行セミナー2019」を開き、修旅・教育旅行先として東南アジアの可能性を探った。学校関係者や旅行業界から約100人が参加した。
近年、修学旅行で外国を訪れる高校生は増加傾向にある。アセアン諸国の中でもシンガポールとマレーシアは訪問国上位5カ国に入っている。17年は両国を合わせて約4万人と、20年前と比べ約2倍に拡大しており、割合は全体の26%を占めている。
セミナーでは、インドネシア観光省ビジット・インドネシア・ツーリズムオフィスの高橋直美チーフマーケティングオフィサーが、「バリ島とビンタン島における修旅の受入環境」や、自然をテーマとした学びの素材などを紹介した。他のアセアン諸国も自国の魅力をアピールした。タイへの修学旅行を実施した高校の教諭による事例紹介も行った。
セミナー終了後のアンケートでは、東南アジアへの修旅を「積極的に考える」「選択肢の1つと考える」と答えた参加者は95%に上った。