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沖縄・石垣島で「アイランダーサミット石垣」開催 観光客向けの体験型プログラムも実施

2019年9月10日
編集部:入江千恵子

2019年9月10日(火) 配信

石垣島(イメージ)

 沖縄県石垣市(中山義隆市長)は10月3日(木)~6日(日)の4日間、「アイランダーサミット石垣」を開く。急速に高まる観光需要に対して新たなアプローチを見出し、住環境バランスを考慮した共生型ツーリズムの促進につなげていくのが目的。姉妹都市のハワイ・カウアイ島をはじめ、国内外から有識者や専門家を招き、アイデアや施策について話し合い、解決法を探る。

 サミット初日(10月3日)は、基調講演に隈研吾氏が登壇する。新国立競技場や石垣市役所新庁舎の設計をした同氏が「地球にやさしい島のあり方」について語る。基調シンポジウムは、「地球社会の未来を考える島へ」をテーマに、石垣市長やカウアイ郡長、イタリア・サルディーニャ島のセウーロ市長、慶應義塾大学の前野隆司教授らが討議を繰り広げる。

 2日目(10月4日)は、同サミットのメインである分科会を行う。「島」をベースにした“環境”や“経済”、“音楽”など9つのテーマを設ける。カウアイ島とサルディーニャ島のほかインドネシア・バリ島からの有識者や予防学者の石川善樹氏などが登壇する。

 3日目(10月5日)は、石垣島を訪れている観光客や市民が参加できるプロジェクトを実施。環境問題のひとつとして取り上げられる「漂着ゴミ」は、海に囲まれた石垣島も例外ではない。10年前からこの課題に取り組んでいるボランティア団体「海LOVEネットワーク」とともに、砂浜に打ち上げられたごゴミを拾うビーチクリーンを体験できる。

 “食”の体験もある。ガストロノミー(美食学)・プロジェクト」では、サルディーニャ島から来島したシェフと石垣島のイタリアンレストランのシェフが協働でイタリア料理を作り上げる。八重山農林高等学校などの協力を得て、地元の食材をふんだんに使用し、石垣島ならではのイタリア料理を観光客らに振る舞う。

 そのほか、「日本のハワイ」を演出する「KINI アロハフェスティバル2019」や石垣市内の高校と国内の大学が参加する「高大連携フォーラム」なども実施する。

 会場は石垣市内各所とフサキリゾートホテル&ヴィラズで、プログラムによっては浜辺にグランピングテントを張り、海風や星空の自然を体感しながら進めるものもある。

 サミット開催中の10月初旬、石垣島は真夏の暑さは少し和ぐが、まだマリンスポーツが楽しめる時季。期間中に石垣島を訪れる人は、石垣島で初めて行われるサミットに参加することで、通常の観光では味わえない発見があるかもしれない。

アイランダーサミット石垣 実施概要

日時:2019年10月3日(木)~6日(日)

会場:石垣市内各所、フサキリゾートホテル&ヴィラズ

主な日程別プログラム:

【10月3日(木)】基調講演(隈研吾氏)、基調シンポジウム

【10月4日(金)】アイランダーセッション(分科会)

【10月5日(土)】イシガキ・エクスペリエンス(体験型プログラム)として、「海LOVEフェスタ2019」(ビーチクリーン)、「高大連携フォーラム」(協力:産業能率大学、麗澤大学、八重山地区県立学校長会)、「KINIアロハフェスティバル2019」、「ガストロノミー(美食学)・プロジェクト」

【10月5日(土)】クロージングセレモニー

キックオフイベント【9月28日(土)、29日(日)】「キャンピングアース」(キャンプイベント)

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