水辺を生かしたまち 文化と芸術がキーワード JR東、WATERStakeshibaの概要を発表
2019年9月11日(水) 配信
東日本旅客鉄道(JR東日本)は9月9日(月)、竹芝ウォーターフロント開発計画WATERStakeshiba(ウォーターズ竹芝)の詳細を発表した。2020年7月14日をグランドオープンとし、その前後にも、オフィスやアトレ竹芝、劇団四季専用劇場、富裕層向けホテルが開業。「水辺活用」や「文化・芸術」をキーワードに、「舟運の活性化」や「(水辺の)環境再生・学習の場づくり」も進めていく。
同日開かれた会見で同社の深澤祐二社長は「われわれが水辺の可能性を開くことで、東京の新たな魅力を引き出すとともに、駅まち一体となったまちづくりにより、竹芝、浜松町エリアの価値がますます向上するものと確信している」と計画の意義を説明。「今回の経験を品川開発プロジェクトなどまちづくりに生かし、当社グループの成長と東日本エリア全体の価値向上につなげる」と力を込めた。
また、同社が進める「舟運の活用」に関しては、ホテルと羽田空港を結ぶ航路や、浅草やお台場などの観光地へのアクセス手段としての船の活用の可能性を探っていることも説明した。
□東京の流行を発信するホテルに
タワー棟16―24階に開業する「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、2020年4月27日に開業する。ホテルは現在も建設が進んでいる。
日本ホテルとマリオット・インターナショナルが初提携した富裕層向けホテルで、経営と運営は日本ホテルが行う。マリオット・インターナショナルの独立型ブランド「オートグラフ コレクション」を関するホテルは日本で2館目、新築では初めて。「今の東京のカッコよさと東京のトレンドの発信」をコンセプトに掲げる。
客室は全265室あり、全室に電子ピアノを導入するなど五感を魅了する体験を提供する。
関係者は「制服も東京のモードスタイルをキーワードにしたものにするなど、最先端のライフスタイルのアイコンになりたいと考えている。ホテルをクリエイティブな人が集まる場所にしたい」と思いを語った。