ANA、日本初のキャンセル保険「そらもよう」売り出す 悪天候時に5日前から取消手数料を補償
2019年9月25日(水) 配信
全日本空輸(ANA、平子裕志社長)と東京海上日動火災(小宮暁社長、東京都千代田区)はこのほど、搭乗予定便が悪天候により欠航のおそれがある場合に、航空券の取消手数料と払戻手数料を補償する「そらもよう」を共同開発した。10月1日(火)から売り出す。保険料は300円から。
これまで、搭乗直前に、運航に影響を与える可能性がある場合はキャンセル料を請求しなかった。ただ、利用客から「余裕をもって旅行の可否を検討したいので、もっと早めに手数料を免除できないか」とのニーズがあったため、日本初となるキャンセル保険の商品化に至った。
同保険は悪天候時に欠航の恐れがある場合、5日前から実質的に金銭を負担することなく航空券をキャンセルできる。搭乗予定便の欠航と6時間以上遅延して着陸した際にも、代替交通機関や宿泊費などの予定外の追加費用として、一律1万円を補償する。このほか、急な出張などでキャンセルした際の取消手数料と払戻手数料も補償対象になっている。
保険の加入はANAのウェブサイトで航空券の購入完了画面、または予約画面から申し込み可能となっている。