世界遺産登録15周年記念 和歌山県内で社寺特別拝観などを実施
2019年9月27日(金) 配信
今年7月、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されて15年目の節目を迎えた。これを受け和歌山県は10月1日(火)から、世界遺産登録15周年記念事業をスタートする。県内にある社寺での特別拝観や、熊野古道・高野参詣道でのウォーキングイベントなど、さまざまな企画を来年3月31日(火)まで展開する。
社寺の特別参拝では、高野山エリアで総本山金剛峯寺奥殿を特別に公開。奥殿は、通常非公開の同寺の貴賓室で、襖絵には石崎光瑤画伯作の「虹雉」、「ヒマラヤシャクナゲ」や中島千波画伯作の「桜」などが収められている。金剛三昧院では、開創800年を記念し千手観音像(国指定重要文化財)を初めて公開する。
熊野エリアでは、熊野速玉大社が世界遺産登録15周年記念特別展「熊野権現信仰の世界-熊野速玉大社の懸仏-」を開き、通常非公開の薬師如来懸仏(県指定文化財)などを特別に展示公開する。また関連企画として、那智の滝のライトアップなども行われる。
このほかにも県内各地ではさまざまな特別拝観や関連イベント、お得なキャンペーンなどを用意している。県関係者は、「15周年に合わせて特別なプログラムをたくさん企画しました。これをきっかけに、和歌山へのご旅行を計画されてみてはいかがですか」とPRする。