ANA、「ドライビングツーリズム」を海外に発信 ドライブを通じて地域の魅力を体感する
2019年10月8日(火) 配信
全日本空輸(ANA、平子裕志社長)はこのほど、同社のウェブサイトで、ドライブを通じて地域の魅力を体験する「ドライビングツーリズム」の情報発信を海外向けに始めた。日本でのドライブの楽しみ方や公共交通機関が整ってない地域の魅力的なコースを多言語で紹介することにより、訪日需要の拡大をはかる。
第一弾として四国を特集する。ニッポンレンタカーサービスと西日本高速道路(NEXCO西日本)の協力のもと、「四国ドライビングツーリズムwithANA」を行う。
ドライブでしか体験できないアクティビティや、車でないと行くことが難しい地域の魅力的なスポット掲載する。コンテンツ内ではコインパーキングの使い方やインバウンド向けの高速道路パスなどを紹介。レンタカー利用の精神的なハードルを下げることで、とくに欧米からの訪日客を取り込む考え。
近年、地方を旅する訪日客は増えているものの、公共交通機関が整ってない地域に足を運ぶことは難しく、地方誘客の壁となっている。ANAは地域活性化に向け、レンタカー利用による地域周遊の情報発信を行い、将来的には自治体や関係団体と連携することで、日本各地への観光客の誘致拡大を目指す。
□取り組み概要
訪日旅客向け観光情報サイト「Japan Travel Planner」の特集サイトで紹介
3日で周遊できる四国のドライビングコースを3ルート設定。実際に各地をドライブしたようすを動画・webコンテンツにて発信。
対応言語:英語(今後、ドイツ語とフランス語を順次リリースする予定)
サイト経由でニッポンレンタカーを予約した人限定の特別料金プランを提供
対象:高松空港、松山空港、高知空港、徳島空港営業所での予約分
プラン適用期間:2020年3月31日まで ※軽自動車を除く
NEXCO西日本が販売するインバウンド向けの高速道路割引企画の情報提供
「山陰・瀬戸内・四国エクスプレスウェイパス(San’in-Setouchi-Shikoku Expressway Pass)」を紹介している。