「星野リゾート リゾナーレ那須」11月1日オープン 農業と観光がコンセプト
2019年10月16日(水) 配信
星野リゾート(星野佳路代表、長野県軽井沢町)は11月1日(金)、栃木県那須町に「星野リゾート リゾナーレ那須」を開業する。コンセプトはイタリア語の農業と観光から取った造語「アグリツーリズモリゾート」で、リゾナーレブランドとしては4施設目となる。
栃木県北部・那須岳の山裾、標高約500㍍に位置し、約4万2千坪の敷地を有する。宿泊棟、農園「アグリガーデン」、アクティビティ施設「POKO POKO」、2つのレストラン「OTTO SETTE NASU(オットセッテナス)」、「SHAKI SHAKI(シャキシャキ)」から構成される。
東京から新幹線とバスで約1時間半の立地にあり、農作物を育む地域の風景に親しみながらアグリツーリズモを楽しむことができる。
□農作業に触れ、食事も楽しめる
アグリツーリズモリゾートでの滞在の軸は生産活動に触れる体験となる。畑や田んぼは那須エリアの象徴的な風景であり、リゾート内でもその風景に親しみながら過ごすことができる。施設内には農園「アグリガーデン」があり、その中の畑や温室「グリーンハウス」では、通年で約80種類以上の野菜やハーブを育てる予定だ。
アグリガーデンでは、地元農家による有機の農法を参考に、畑の耕耘(こううん)から肥料づくり、野菜やハーブの種まき、収穫まで一連の農作業を実践。収獲体験だけではなく、その日の農作業をスタッフが教える「ファーマーズレッスン」を開く。また、グリーンハウスでは、作物を無駄にしない農家の暮らしをヒントにしたワークショップ「農家の手仕事」や、さまざまな種類のハーブを自由に摘み、ハーブティとして楽しむ「オリジナルハーブティづくり」を開催する。
アグリガーデンで栽培する野菜やハーブは、ワークショップのほかに季節や収穫量に応じてレストランやカフェで一部活用する。リゾート内には、メインダイニング「OTTO SETTE NASU」、ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」、POKO POKO内の「BOOKS&CAFE」があり、イタリア料理のコースや、ビュッフェスタイルの食事、ピッツァランチなどが楽しめる。
□天然生林に点在する43の客室
約4万2千坪の広大な天然生林の中に43室の客室が点在し、本館・別館(別館内2エリア)の3つのエリアで計14種類の部屋タイプを展開。どの部屋からも移り変わる季節や自然を身近に感じることができ、少人数から大人数のグループ旅行まで幅広く対応する。内装は、リゾナーレ八ヶ岳・熱海の客室デザインを手がけた「クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)」が設計。那須の大自然をテーマにしたデザインとなる。
□施設概要
施設名:星野リゾート リゾナーレ那須
所在地:〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
電話番号:0570-073-055(リゾナーレ予約センター)
施設構成:宿泊棟(本館・別館)、メインダイニング、ビュッフェレストラン、アグリガーデン、POKO POKO、大浴場(男湯・女湯各1カ所)、スパ、ラウンジ
客室数:43室(部屋タイプ:14)
チェックイン:午後3:00
チェックアウト:正午
料金:1泊 2万1千円~(2人1室利用時1人あたり、税別、朝食付)
アクセス:電車 JR東北新幹線「那須塩原駅」から送迎バス40分
車 東北自動車道黒磯板室I.C.から30分
開業日:2019年11月1日