アイデアと腕を競う 第16回料理コンテスト開く(日本ハウス・ホテル&リゾート)
2019年10月25日(金) 配信
日本ハウス・ホテル&リゾート(阿部孝二社長、東京都千代田区)は10月10日、栃木県・那須町の「ホテル森の風那須」で、グループ施設の調理スタッフを対象に「第16回料理コンテスト」を開いた。アイデアと腕を振るい、最優秀賞には、ホテル森の風鶯宿の谷地洋一郎さんが作った「濃厚ブイヤベースおでん チーズ味噌添え」が受賞した。
料理の魅力向上を目的に、年2回開催している同コンテストの今回のテーマは、「心も体も温まる料理」。食材は自由だが、原価300円以内という条件のもと、9月の予選選考を通過した6作品が決勝に進んだ。
審査員は、旅行新聞新社編集長の増田剛氏と、下野新聞社常務の飛田博通氏、とちぎテレビ常務の水越規夫氏、リクルートライフスタイルじゃらん(栃木担当)の上原貴雅氏、楽天トラベル(栃木担当)の江上理恵氏、そして日本ハウス・ホテル&リゾートの阿部社長の6人が務めた。
審査はそれぞれの作品を「見栄え」「味」「アイデア」「テーマ性」「商品化」の5項目で採点。最優秀賞には、洋食の魚介ベースのスープ「ブイヤベース」を参考に、和食の昆布だしを合わせたおでんにチーズ味噌を添えた谷地さんの作品が高い評価を受け、栄冠に輝いた。
優秀賞は、笠井紗希さん(ホテル森の風鶯宿)の「秋鮭のムニエルとカリフラワーのポタージュ オランデーズソースを添えて」が受賞した。
特別賞には、最年少19歳の大井七海さん(ホテル那須森の風〈フォンターナ〉)の「オランジェット風カルツォーネ」が選出された。
アイデア賞には、中田宏明さん(ホテル東日本宇都宮)の「那須豚のスペアリブとキノコの四川風パイ包みスープ」と、入沢篤男さん(ホテル東日本宇都宮)の「国産牛の湯引き大根と山芋のコンポート スープ仕立て すだちと柚子胡椒の香りで」、坂本裕介さん(ホテル森の風立山)の「揚げ里芋のカニ餡かけ」の3作品が受賞した。
阿部社長は「斬新なアイデアが見られ、商品化も検討したい」と、調理スタッフのさらなる切磋琢磨へ期待を込めた。