【聴講者募集中】宮崎県・椎葉神楽が都内公演 11月に「全国神楽シンポジウム」開催
2019年10月29日(火)配信
宮崎県は11月16日(土)、17日(日)の2日間、國學院大學(東京都渋谷区)で全国神楽シンポジウム2019-「神楽学」の可能性Ⅱを開催する。17日(日)には、国指定無形民俗文化財の椎葉村・向山日当(むかいやまひあて)神楽の公演が行われる。聴講は無料で、現在参加者を募集している。
10月29日(火)に宮崎県記紀編さん記念事業推進室の瀬尾隆太主幹と松尾笑主事、宮崎県東京事務所の恒吉桂一郎広報観光担当主査が本紙を訪れ、「多くの人に神楽の魅力を伝えたい」とPRした。
宮崎県内には200以上もの神楽団体があり、その数は全国屈指。今回出演する向山当神楽は、日本三大秘境ともいわれる椎葉村で、26の集落に伝わるという神楽の1つ。狩猟など村の暮らしが演目に織り込まれているのが特徴だ。右手に鈴、左手に剣を持った4人が、勇壮に舞う「かんしん」やなど8演目を披露する。
□全国神楽シンポジウム2019-「神楽学」の可能性Ⅱ
【1日目・学術シンポジウム】
日時:2019年11月16日(土) 午後1-5時(開場午後零時半)
会場:國學院大學5号館5202教室
東京都渋谷区東4-10-28
定員:250人(参加無料)
内容:
基調講演
小川直之氏(國學院大學教授)、神崎宣武氏(旅の文化研究所所長)
連続講演
神田竜浩氏(文化庁参事官(芸術文化担当)付芸術文化調査官)
櫻井弘人氏(飯田市美術博物館専門研究員)
三上敏視氏(多摩美術大学美術学部非常勤講師)
甲斐眞后氏(椎葉村教育委員会教育長)
討論
上記講演者
【2日目・みやざきの神楽公演】
日時:2019年11月17日(日) 午後1-5時(開場午後零時半)
会場:國學院大學百周年記念講堂
東京都渋谷区東4-10-28
定員:566人(参加無料)
内容:
基調講演
小川直之氏(國學院大學教授)
椎葉の民謡「ひえつき節」披露
神楽公演
向山日当神楽
両日とも聴講券は下のサイトから
□来秋は国民文化祭を開催
宮崎県では来年10月17日(土)-12月6日(日)までの51日間、「第35回国民文化祭・みやざき2020」「第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会」が開かれる。キャッチフレーズは「山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ」。期間中、各地で神楽公演を行うほか、現在の日向市で生まれた歌人・若山牧水の短歌と音楽が融合した舞台「短歌オペラ」なども企画している。