トリプラ、多言語AIサービスを「氣多大社」に提供 石川県
2019年11月1日(金)配信
旅行業界向けIT・AIサービスを展開するtripla(トリプラ、東京都中央区)は2019年10月31日(木)、開発・展開する多言語AIサービス「triplaチャットボット」を、能登國一之宮 氣多大社(石川県羽咋市)の公式ホームページに提供した。同社が神社・仏閣へサービスを展開する事例は初めて。増加傾向だった訪日外国人観光客の問い合わせに、5言語で対応できるようになった。
□神事を公式HPやSNSなどで発信し、外国人観光客が増加
氣多大社は創建2100年を越える神社で、縁結びの神様を祀る恋愛成就の社として知られている。毎月1日開催の縁結び祈願「ついたち結び」や能登伝統の「平国祭」、氣多大社を崇敬した加賀藩主・前田利家と妻・まつにちなんだ「結婚式」など、1年を通じてさまざまな神事が実施される。そのようすは公式ホームページやSNSなどで発信しており、近年、外国人観光客の参拝が増えているという。
ユニークな取り組みを行う氣多大社に対して、IT・AIを活用したサービス品質向上を目的に、トリプラが同神社の公式ホームページに「triplaチャットボット」を提供。外国人観光客はAIとのチャットを通じ、由緒や年中祭事のスケジュール、参拝方法、外国人も申し込める婚礼案内などの情報を、日本語や英語、韓国語、中国繁体字、中国簡体字の5言語で問い合わせができるようになった。
トリプラは「triplaチャットボット」を通じ、氣多大社と外国人観光客の円滑なコミュニケーションを担い、氣多大社の業務効率化と顧客満足度向上に貢献すると同時に外国人観光客のさらなる誘致のサポートをはかるとする。
□「能登國一之宮 氣多大社」概要
所在地:石川県羽咋市寺家町ク1-1