福井県、特産品を料理店で提供 越前ガニ漁解禁で集客狙う
2019年11月7日(木) 配信
福井県は11月30日まで、キッコーマンライブキッチン東京(東京都千代田区)で同県の特産品を提供する。6日に漁が解禁になった越前ガニなど、旬の食材を提供することで、福井県のファンを増やしたい狙いだ。
同レストランは、国内外で活躍するシェフがコース料理を実演やトークによる料理ライブと一緒に楽しむことができるのが特徴。毎月異なるジャンルのシェフ2―3人がタッグを組み、新たな料理の開発に挑戦する。
今回は、リージェントホテル台北(台湾)のメインレストラン「晶華軒(シルクハウス)」の蔡小華(サイショウカ)氏と割烹料理店「kappou ukai」の他力野慶太氏が、中国料理と和食の融合を表現したコース料理を開発した。
目玉は越前ガニだ。煮物では「越前蟹たっぷり 丸焼き海老芋」で提供する。このほか特産米「いちほまれ」と「若狭牛」、「福井ポーク」も用いる。5日に開いた発表会で三村昇常務は「期間中で新しいスタイルのレストランとして認知を拡大したい」と意気込んだ。
福井県は地元食材の情報提供で協力する。期間中の「スペシャルデー」では蔡氏と他力野氏が登場し、おいしさを生み出す工夫などを利用客に分かりやすく説明する。櫻本宏副知事は「福井県は海と山の幸が豊富。利用客には、ファンになってほしい」と期待を寄せた。
コースの価格は1人当たり1万5千円(税・サ別)。飲料代が別途必要で、ワインペアリングコースを3杯5千円または、5杯7千円で用意している。