障害者アーティスト26人の作品展示 「可能性アートプロジェクト展 in 長楽寺」開催へ 凸版印刷
2019年11月14日(木) 配信
長楽寺(京都府京都市)は2019年11月15日(金)から12月8日(日)まで、障害者アートを展示する「可能性アートプロジェクト展 in 長楽寺」開く。26人の障害者アーティストが「無限の可能性・才能」をテーマに描いた31点の作品が並ぶ。
企画・運営は凸版印刷(東京都千代田区)と良いお寺研究会(東京都品川区)が担う。凸版印刷の最新技術を活用し、作品と連動したAR(拡張現実)コンテンツも取り入れ、作品をより楽しめるよう工夫を凝らした。
作品「遠呂智墨(おろちぼく)」を使用した襖絵(ふすまえ)や、掛け軸と組み合わせた作品「せんじゅかんのん」にスマ-トフォンをかざすと、「作品が動き出し、お経を聴くことができる」(同社)という。
展示会は昨年に引き続き2年連続での開催となる。作品を印刷した紙製飲料缶「カートカン」や卓上カレンダーなども販売する。障害者アーティストの支援と寺院を広く一般に公開することで、障害者の自立といった社会的課題解決と経済的利益の両輪を回すビジネスモデルを構築する狙い。
凸版印刷では2018年に、「障がい者の自立支援」と「企業の人財開発」を組み合わせた試みとして「可能性アートプロジェクト(※1)」を始めた。「今後も障害者アーティストの自立支援の拡充と、その過程を通して次世代リーダーの育成を推進していく」と語った。
□「可能性アートプロジェクト展 in 長楽寺 2019」 開催概要
場所:長楽寺 書院(京都府京都市東山区八坂鳥居前東入ル円山町626)
TEL: 075-561-0589
開催日:2019年11月15日(金)から12月8日(日)
開館時間:午前9時00分から午後5時00分(長楽寺開門時間)
拝観料:
【11月30日(土)まで】 ※特別展期間のため特別拝観料
大人:650円、小・中学生:300円
【12月1日(日)から】
大人:500円、小・中学生:250円
長楽寺URL
※1 「可能性アートプロジェクト」
凸版印刷の持つ「印刷テクノロジー」を活用することで、障害者アーティストの作品を価値化し、社会的課題解決(障害者の自立)と経済的事業活動が両立するビジネスモデル構築を目指す取り組み。
これまでの障害者アート作品の活用事例として、紙製飲料缶「カートカン」や卓上カレンダーへの採用・販売や、ARコンテンツの制作、絵本出版などの実績がある。
これらのビジネスモデル構築を凸版印刷の企業研修プログラムとして採用し、 次世代リーダーの育成にも活用している。
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