JATA、首里城の復旧・復興に向けた募金開始 会員のほか個人も受付
2019年11月16日(土) 配信
日本旅行業協会(JATA)は11月14日(木)から、火災で焼失した首里城(沖縄県那覇市)の復旧・復興に向けた募金を始めた。全国の会員のほか団体や個人など、すべての希望者から受け付ける。
JATAのホームページなどを通じて広く募金を呼び掛け、集まった義援金は観光復興に貢献する活動などに活用する。使い道の詳細は後日、報告を行う。
首里城火災後の観光への影響について、JATAの国内訪日旅行推進部の高井晴彦部長は同日の会見で、「現状では個人・団体旅行ともに火災を起因とするキャンセルや新規予約への影響は見受けられない。心配していたほどの影響はない」とした。
一方で、復興までの間、首里城を訪れていた年間280万人の観光客を他の歴史・文化遺産や民間施設への誘導が、今後の課題となる。「(代替地への誘導は)旅行会社の責務であり、沖縄観光の魅力を維持していくことがポイントになる」(高井部長)と述べた。
JATAでは募金活動のほか、旅行会社の収益の一部を支援金として関係機関に寄付する首里城復興支援ツアーの造成、ロゴ・キャッチフレーズの作成に取り組んでいく。
□募金の実施内容
対象:すべてのJATA会員、その他希望者(個人からも受付)
募集:JATA NEWS MAILおよびホームページにて呼びかけ
募金口座:【口座名】シヤ)ニホンリヨコウギヨウキヨウカイ
【振込先】みずほ銀行 丸之内支店(支店番号005)普通預金2558433
受付期間:2019年11月14日(木)から2020年1月31日(金)
活用方法:沖縄県指定口座への送金もしくは観光復興に寄与する活動