スカイスキャナー、「APACトラベルトレンド2020」発表 韓国・大邱(テグ)が人気
2019年11月22日(金) 配信
旅行比較サイトのスカイスキャナージャパンは11月19日(火)、アジア太平洋地域における直近1年間(2018年10月~19年9月)の旅行動向をまとめたレポート「APACトラベルトレンド2020」を発表した。
予約件数の伸び率が高い都市を順位付けした「日本の旅行者に人気上昇中の旅行先トップ」では、韓国の「大邱(テグ)」が1位となり、前年同期比84%増と大きく伸長した。
「大邱」は今年のゴールデンウイークや夏休みの伸び率ランキングでも1位を獲得した。注目度が上昇した背景には、18年10月にチェジュ航空が東京・成田との直行便を就航したことなどが挙げられる。
2位はロシアの「ウラジオストク」で、同81%増。17年のビザ緩和が予約の大幅な増加につながったとみられ、“日本から一番近いヨーロッパ”として順調な伸びを示している。
20年2月には、日本航空(JAL)が日本の航空会社では初となる、東京(成田)―ウラジオストク線の就航を予定しており、さらに注目を集めるエリアとなりそうだ。
また同レポートでは、航空券の最安の曜日と、最も予約が多い曜日の差額が大きい区間をまとめた「ベストデイ・トゥ・フライ」も紹介している。例えば、東京―釜山間では最も安い火曜に出発することで、航空券の費用が23%抑えられるというデータを紹介している。
調査は、インドとオーストラリア、韓国、シンガポール、台湾、日本、香港の7つの国と地域を対象に行った。2018年10月~19年9月にスカイスキャナーにアクセスされた航空券検索データなどを分析した。