キングジムが155言語対応のポータブル翻訳機「ワールドスピーク」発売
2019年11月20日(水) 配信
キングジム(宮本彰社長、東京都千代田区)は12月6日(金)から、世界155言語に対応したポータブル翻訳機「ワールドスピーク」を売り出す。機内や、アウトドアなど、電波が届かない場所でもオフラインで、英語や中国語など17言語の翻訳が可能という。
本体の会話ボタンを押して話すと、翻訳結果が画面に表示される。音声も発信する。言語名や国名を話すだけで、瞬時に翻訳言語を選択できるのも特徴だ。初年度は8万台の販売を目指す。
11月20日(水)、東京都内で開いた商品発表会で、同社常務開発本部長の亀田登信氏は「訪日外国人が増加するなか、とくに地方都市では、相手の言語でコミュニケーションをとれる人材の確保が難しい。翻訳機のニーズは今後もさらに高まるだろう」と話した。さらに、「今年7月に発売した据置タイプの対話型翻訳機は、インバウンド対策として、旅館やホテルでも好評を得ている」と語った。
通信方法は、無線LANと、モバイルデータ通信から選択できる。モバイルデータ通信にはソフトバンクの国内専用SIMカードと、178カ国・地域で使用可能なグローバル対応SIMカードを用意している。
商品開発部の高尾政利氏は、「オンラインでの翻訳は複数の翻訳エンジンから自動選択するため、高精度の翻訳が可能」と説明。「法人から個人まで幅広く活用していただければ」と語った。本体のみは、2万6千円(外税)に設定している。