12月3日、川崎浮世絵ギャラリー開館へ 歌麿や北斎、春信などの名品約4千点
2019年12月2日(月) 配信
川崎駅前タワー・リバーク(神奈川県川崎市)に12月3日(火)、「川崎浮世絵ギャラリー ~斎藤文夫コレクション~」が開館する。喜多川歌麿や葛飾北斎など浮世絵の包括的なコレクション約4千点を川崎・砂子の里資料館から無償で借り受け、川崎市文化財団が運営。1カ月毎にテーマを設け、約60~70点を公開する。川崎市の新たなにぎわいを創出するとともに、外国人にも人気の浮世絵をきっかけにインバウンドの誘客もはかる。
2020年1月26日(日)まで行われる「日本の宝 浮世絵名品展」では、浮世絵の祖である菱川師宣が手がけた墨摺絵から、鈴木春信が完成させた多色刷版画(錦絵)に至るまでの浮世絵の歴史の変遷をたどることができる。
展示作品は、「若衆弦楽図」(菱川師宣)など肉筆画約20点と、「風流やつし七小町」(鈴木春信)など版画約90点で、前期と後期で作品の展示替えが行われる。
また開館記念企画として、肉筆画の特別展示が同ギャラリーと同じフロアにあるアートガーデンかわさきで行われる。展示作品数は12月8日(日)が57点で、規模が縮小される12月10日(火)~12月14(日)までの作品数は現在未定。絵師固有の筆使いや色彩の多様性など、肉筆画ならではの魅力が堪能できる。
□開館記念 日本の宝これぞ浮世絵名品展
会期:12 月3日(火)~2020年1月26日(日)
※会期中、展示替えあり
観覧料:500 円
※高校生以下、障がい者とその介護者1人は無料