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ジェットスター、タイガーエア台湾とインターライン契約を締結 LCC間で初

2019年12月9日
編集部:入江千恵子

2019年12月9日(月) 配信

台湾桃園国際空港(イメージ)

 ジェットスターグループ(ジェットスター、ギャレス・エバンズCEO)とタイガーエア台湾(張鴻鐘会長)は12月4日(水)、LCC間のパートナーシップでは初のインターライン契約の締結を発表した。

 今回の締結により、両社はフライト検索エンジンを提供するDohop社(デイビッド・ガンナーソンCEO)の予約システムを活用し、それぞれのホームページ上で双方の搭乗便と付帯サービスを組み合わせた航空券の予約と購入が可能になった。国際線の乗り継ぎをする際は、預けた手荷物を最終目的地で受け取ることができる。

 ジェットスターでは、ホームページ内に新たなプラットフォーム「ジェットスター・コネクト」を開設。このページからタイガーエア台湾の便を予約・購入ができ、お客はより多くの路線から選択することができる。

 ジェットスター・ジャパンの片岡優社長は、今回の締結について「LCC 間のパートナーシップがDohop社を通じて可能となり、航空業界に新たな可能性が拓けた。当社とタイガーエア台湾の路線が合わさりネットワークが拡大し、より多くの路線や便と充実した乗り継ぎサービスを提供できるようになり、大きな期待をしている」と述べた。

 そのうえで、「『日本の空、世界の空も、もっと身近に。』というジェットスターのビジョンを実現するもの」だとした。

 タイガーエア台湾の張鴻鐘会長は「両社間の乗り継ぎを集約させたDohop社の検索システムにより、当社のお客様に一層拡充したネットワークやフライトを提供することが可能になる」とした。

 続けて、「日本のお客様は、ジェットスター・ジャパンの国内線ネットワークから乗り継いで台湾まで渡航可能となる。契約の締結により、当社が就航していないゴールドコーストやメルボルン、プノンペンなどへのアクセスをお客様に提供することが可能となった。これは個人旅行をするお客様が増えている傾向に対応したもの」と語った。

 ジェットスターは、アジア太平洋地域の87都市以上に就航し、週5千便以上を運航している。一方、タイガーエア台湾は台湾桃園国際空港を本拠地とするチャイナエアライングループの完全子会社で、アジアで30路線を展開している。

 

 

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