JTB、従業員と企業の持続的成長を支援 新サービス「flappi」を来春開始
2019年12月11日(水) 配信
JTB(髙橋広行社長)は12月11日(水)、JTBベネフィット(中村一郎社長)を通して、従業員と企業の持続的成長をサポートする新サービス「flappi(フラッピ)」を2020年4月から提供を開始すると発表した。同グループが目指す「第三の創業」を実現するための解決策として「EVP(Employee Value Proposition=従業員にとっての価値向上)」に取り組む。
来春からサービスを開始する「flappi」は、従業員一人ひとりの多様な情報や行動データを収集後、AI(人工知能)などで分析して個別に適切な情報をフィードバックする。従業員は診断結果から自らの強みや課題などに気づくことで、自発的な行動につながったり、充実した生活が送れるようになることが期待できる。
さらに可視化されたデータを基に、企業には組織の課題と解決策を提供。組織と人材の両面から企業の成長を支援する。
JTBの髙橋社長は、同日に東京都内で開いた会見で「『EVP』が、多くの企業にとって重要な経営課題になっている」とした。
そのうえで、「JTB独自のソリューションモデルを提供することで、従業員と企業の関係性を従来のステージからアップグレードすることを目指したい」と力を込めた。
5年後の目標は、導入企業200社、売上20億円を目指す。
なお、同サービスの開発・提供にあたり、コンサルティング会社のシグマクシス(倉重英樹会長)と、リーダー育成のビジネススクールを経営するグロービス(堀義人代表取締役)と戦略的提携を行った。両社はサービス開発と運営に携わっていく。