アソビュー、平等院のオーディオ付き電子チケット売り出す 滞在時間の増加を狙う
2019年12月25日(水) 配信
アソビュー(山野智久社長、東京都渋谷区)はこのほど、平等院(京都府宇治市)のオーディオガイド付きの拝観チケットを同社のウェブサイト「アソビュー!」内で売り出した。キャッシュレス決済により、来場者の利便性向上のほか、滞在時間の増加やリピーター化をはかる。
訪日客にとって、オーディオガイド利用のハードルは低く、利用に好意的だ。観光庁の調査によると、展示解説システムを使った参加者の7割が「今回利用したサービスが博物館等への訪問動機になる」と回答し、利用者の9割以上が「また利用したい」と答えた。
オーディオガイド付けることによって、ただ観光地を巡るだけでなく、観光資源の理解を深めるとともに、満足度を上げることで再訪促進につなげる狙い。このほか、同社は「観光ポイントを見逃さないようオーディオガイドを付けることで、滞在時間の増加を見込むことができる」と述べた。
国は2025年までに、キャッシュレス決済が先進している訪日客にも対応するため、同決済比率を40%に引き上げることを目標としている。
現在は、元離宮二条城(京都府京都市)や東京国立博物館(東京都台東区)などでキャッシュレス決済ができるでようになっている。
同社は「今後もさまざまな観光地のキャッシュレス化を積極的に促進していく」とコメントした。
□チケット概要
チケット料金:1千円(特別割引価格、税込)
料金に含まれるもの:一般拝観料と公式オーディオガイド
営業時間:庭園:午前8:30~午後5:30、ミュージアム鳳翔館:午前9:00~午後5:00
購入サイト対応言語:日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語
オーディオガイド対応言語:日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)
※通常料金は一般拝観料(通常価格:大人600円)+公式オーディオガイド(通常価格:480円)
※一般拝観料には、庭園(鳳凰堂外観を含む)、ミュージアム鳳翔館が含まれる。(鳳凰堂内部拝観は含まれていない)
購入サイト: