ニッポン旅列島 関西CP 7―9月に実施へ(KNT―CT)
2019年12月27日(金) 配信
KNT―CTホールディングス(HD)とKNT―CTパートナーズ会関西連合会、近畿日本ツーリスト関西は昨年12月2日、7―9月に実施する「ニッポン旅列島 関西キャンペーン」のキックオフ会議を大阪市内のホテルで開いた。
ニッポン旅列島は、KNT―CTホールディングスグループ全社を挙げ、四半期ごとに仕向地を定めるキャンペーン。昨年4月からスタートし、関西での展開は初となる。これまで、北海道、関東甲信越、北東北の各エリアで実施し、地域と連携しながら着地型旅行商品の開発などに取り組んできた。
会議にはKNT―CTHDグループ社員89人、パートナーズ会員132人の計221人が参加した。冒頭、KNT―CTHDの執行役員国内旅行部長の酒井博氏は「東京オリンピック・パラリンピックと時期が重なるが、首都圏の混雑を懸念した他地域への旅行需要や訪日客に対し、東京以外への誘導などが期待できる。祝日が設定され、4連休と3連休があることも追い風だ。全国から関西に来ていただく仕掛けをつくっていきたい」と意気込みを述べた。
KNT―CTパートナーズ会関西連合会会長の中照策氏(かつうら御苑)は「大河ドラマ『麒麟がくる』の放送でゆかりの地が多い関西が注目を集める。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンには、『SUPER NINTENDO WORLD』が今夏オープンする。ファミリー層やインバウンド向け商品の展開で関西を盛り上げていきたい」と話した。
関西キャンペーンの販売施策では、付加価値型商品の拡充をはかるため、現地観光プランを強化する。あべのハルカスや海遊館、ニフレル、京都水族館、東映太秦映画村など関西の人気観光施設での特別ガイドツアーを実施するほか、レンタカーとスペシャルな体験などをセットにした周遊クーポンも設定する。
関西CP期間中のKNT宿泊券販売高目標は、前年同期比10%増の29億7800万円とする。
クラブツーリズムでも、テーマ型商品の拡大をはかり、キャンペーン期間中の関西への送客目標数を同10・8%増の9万2千人とした。
会議ではほかに、USJ担当者による新施設の概要紹介や大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀の人物像および関連3施設の紹介などが行われた。