日本気象、桜の開花予想発表 全国的に早い開花になる見込み
2020年1月10日(金) 配信
日本気象(鈴木正徳代表、大阪府大阪市)はこのほど、北海道から鹿児島まで約1000カ所におけるソメイヨシノの開花日・満開日の予想を発表した。今年は春先の高温の影響で、全国的に早い開花となる見込みだ。
今年は東京と高知で3月19日ごろに開花がスタートし、続いて九州、東海地方でも開花し始める予想となっている。今シーズンは全国的な暖冬・暖春の傾向で、暖冬の影響で開花に必要な花芽の目覚めが遅れるが、暖春によって生長が早くなり、最終的に遅れを取り戻し全国的に早めの開花となるという。
東京では平年より7日早い開花となり、3月27日ごろに満開を迎える予想だ。早い開花となった昨年よりも2日早く、2013年から8年連続で平年より早い開花となる見込みだ。ソメイヨシノは秋から冬にかけての適度な寒さと春先の気温の上昇の2つが必要となっている。東京都心部では近年、この2つを両立しておりソメイヨシノが早く開花するために最適な状況となっている。
□桜開花予想サービス
桜の開花予想に関する情報をWebサイト「お天気ナビゲータ 桜ナビ」とアプリ「桜のきもち」で掲載している。
「お天気ナビゲータ」は天気・防災情報専門のWebサイト。桜情報を発信するコーナー「桜ナビ」では、全国約1000カ所の開花・満開予想日のほか、日本気象が独自で開発した、開花までの過程が分かる「開花メーター」や「お花見ベスト週末」などを期間中掲載している。
「桜のきもち」は、全国の開花・満開予想日や桜の生長状態がわかる花見を楽しむためのアプリ。日本語・英語・中国語の3カ国語に対応しており、2019年は台湾やシンガポールなど5カ国のApp Store旅行カテゴリ(有料)でランキング1位を獲得した。