最優秀賞は「マリン・ツーリズム山田」(岩手県山田町) 「第15回 JTB交流創造賞」受賞作品決定
2020年1月20日(月) 配信
JTB(髙橋広行社長)は1月16日(木)、第15回「JTB交流創造賞」の受賞作品の発表を行った。「組織・団体部門」の最優秀賞には、漁業を中心とした観光体験を展開する「マリン・ツーリズム山田」(岩手県山田町)が選ばれた。
「マリン・ツーリズム山田」は、漁師の日常を観光客に紹介することで資源をブランド化し、漁業の復興・発展を目指している点が評価された。
同日に東京都内で行われた表彰式で「やまだワンダフル体験ビューロー」の服部真理さんは、「山田町は東京から公共交通機関で7時間ほどかかり、『東京からもっとも遠い町』と言われていますが、『超穴場な観光地』として開き直っています。自然の恵みだけはたっぷりあります」と魅力を語った。
JTB交流創造賞は、地域に根ざした持続的な交流の創造と各地域の魅力の創出、地域の活性化に寄与することを目的とした表彰制度。
地域(観光地)での組織・団体の取り組みを対象とした「組織・団体部門」と一般の旅行者のエピソードを対象とした「一般体験部門」、小中学生の旅行体験を対象とした「ジュニア体験部門」の3部門からなる。
受賞作品は次の通り。
□組織・団体部門
【最優秀賞】
マリン・ツーリズム山田:「漁師が地元の海をまるごと魅せる!漁船クルーズで町を活性化」
【優秀賞】
「街なか映画館再生委員会」:「映画×文化×まち 新しいことをカタチに!日本最古級の映画館『高田世界館』の挑戦。」
旧服部医院を再活用する会:「JR三江線の廃止を乗り越え“天空の駅”一帯を廃線の聖地に」
【選考委員特別賞】
BrewGood(ビールの里まちづくり協議会 事務局):「世界一ビールが楽しいまち遠野・ビールの里実現に向けた取り組み」
□一般体験部門
【最優秀賞】
深瀬惇:「カールの次はカール」
【優秀賞】
熊倉省三:「団塊ジジイのひとり旅」
山田幸夫:「白枇杷の木の下から」
□ジュニア体験部門・小学生の部
【最優秀賞】
阿部恵:「島バナナゆれて」
【優秀賞】
稲田紬季:「おさんぽカヤック」
黒川芯吏:「民泊バンザイ」
□ジュニア体験部門・中学生の部
【最優秀賞】
阿美慈英:「自分ルーツの旅」
【優秀賞】
田中茉莉:「俳句と小諸とわたし」
橋本翔右:「車イスを押して横浜」
□選考委員
安島博幸(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)、松平定知(京都造形芸術大学教授)、森まゆみ(作家、谷根千工房主宰)、政所利子(玄代表取締役)、見城美枝子(青森大学副学長、エッセイスト、ジャーナリスト)、伊藤嘉道(JTB 常務執行役員)