ジャルパック、跡見学園女子大学と包括連携協定結ぶ 学生視点取り入れ社会の変化対応
2020年2月5日(水) 配信
ジャルパック(江利川宗光社長、東京都品川区)は2月4日(火)、跡見学園女子大学(笠原清志学長、東京都文京区)と実践教育を行うことなどを盛り込んだ「包括連携協定」を締結した。安定して学生の視点などに触れられる環境を整えることで、会社の成長をはかる。
これまでは、ゼミや同社の担当者が共同で実践教育を行ってきた。学校と企業が包括連携協定を締結することで、両者の担当者が異動した際などでも、継続して実践教育の場を維持できるようになった。
具体的には、ジャルパックは客室乗務員の経験がある社員を講師として派遣することなどを検討している。一方、跡見学園女子大学は、実践教育を通して、学生を産業界の求める人材像に近づける。
江利川社長と笠原学長は今後、年間1~2回ほどの話し合いの場を設け、具体的な教育内容や到達目標などを決定する。
江利川社長は「時代が激変するなか、我われの知識と経験だけでは対応できない。学生の感性と情熱を生かしてほしい」と期待を寄せた。
笠原学長は「観光を学べる学校が増加した」としたうえで、「包括連携協定は、ほかの学校と差別化をはかれる可能性がある」と話した。