勝浦ホテル三日月、3月1日に営業再開 館内の消毒作業終えて
2020年2月28日(金)配信
中国・武漢市からの帰国者を受け入れた「勝浦ホテル三日月」(千葉県勝浦市)が、3月1日(日)から営業を再開する。
同ホテルは政府の強い要請を受け、千葉県と勝浦市の了承のもと、チャーター機第1便で帰国した日本人の一時滞在施設となっていた。滞在者は検査と健康観察期間を終え、2月13日(木)に無事退所。政府が委託した日本ペストコントロール協会が、2月15日(土)~21日(金)まで消毒作業を行った。その後、従業員が徹底した清掃を行い、適切な休業期間を2週間取り、営業を再開する。
内閣官房の発表によると、帰国者のうち、国立国際医療研究センターでの検査などを経て、同ホテルに191人が入所した。その後、ほかの施設に移動した人や、発熱などの症状で病院へ搬送された人を除く176人が滞在。世界保健機関(WHO)の示す新型コロナウイルスの最大の潜伏期間(12.5日)が経過するまで過ごし、2月11日(火・祝)実施のPCR検査で、全員が陰性と通知された。
なお、2月26日(水)現在で退所者に加え、支援に当たったホテル従業員をはじめ、国や県、市、病院の関係者に2次感染は確認されていないという。