19年国内旅行消費額、日本人7%増の22兆円 速報値は堅調
2020年3月2日(月)配信
観光庁がこのほど発表した「旅行・観光消費動向調査」の2019年年間値(速報)によると、日本人国内旅行消費額は前年比7.0%増の21兆9114億円となった。このうち、宿泊旅行は同8.5%増の17兆1493億円、日帰り旅行が同1.8%増の4兆7620億円だった。
日本人国内延べ旅行者数は、同4.4%増の5億8666万人となった。このうち、宿泊旅行は同7.0%増の3億1142万人、日帰り旅行が同1.7%増の2億7524万人。
日本人国内旅行の1人1回当たりの旅行単価は、同2.4%増の3万7349円となった。宿泊旅行は同1.4%増の5万5069人、日帰り旅行が同0.1%増の1万7301円。
19年はゴールデンウイーク期間の10連休や、8月のお盆休みが最大9連休であったことで、宿泊旅行者数が増加。旅行消費額も全体でみると前年比プラスとなった。
□19年10~12月期の消費額、全体増加も日帰りは減少
19年10~12月期の日本人国内旅行消費額は、前年同期比9.6%増の5兆126億円と推計。このうち、宿泊旅行は同13.5%増の3兆9143億円、日帰り旅行が同2.4%減の1兆983億円となった。
日本人国内延べ旅行者数は、同6.4%増の1億3242万人となった。このうち、宿泊旅行は同8.7%増の6866万人、日帰り旅行が同3.9%増の6376万人。
日本人国内旅行の1人1回当たりの旅行単価は、同3.0%増の3万7854円となった。宿泊旅行は同4.3%増の5万7008円、日帰り旅行が同6.1%減の1万7226円。