「“よさこい”で東京五輪を盛り上げたい‼」 応援プロジェクト委員会が来社PR
2020年3月4日(水)配信
「よさこい」の魅力を各地に伝える活動を続けている「2020よさこいで応援プロジェクト実行委員会」事務局から、井上昇さん(よさこいチーム・天空しなと屋「しん」代表)ら3人が2020年3月3日(火)に本紙を訪れ、7月5日(日)に新宿で開催する「プレミアムよさこいin東京2020」などを紹介した。
実行委員会は2017年、東京五輪・パラリンピック開閉会式などでの「よさこい」演舞実現や、国内各地で開かれる「よさこい」で同大会をもりあげようと、高知県庁内に発足した。これまで国内で200カ所以上あるよさこい祭りを束ねる組織はなかったが、実行委員会には現在、37都道府県から92団体が会員として参加。国内のネットワークづくりにも一役買っている。
その活動は多岐にわたる。2019年には各地で行われるよさこいで「よさこいフラッグ」使い演舞。踊り子たちがメッセージを寄せ書きしたフラッグが6ルートに分かれて国内を巡る「よさこいフラッグリレー」を実施した。同年8月には東京・台場で開かれた東京五輪・パラリンピックのトライアスロン競技テストイベントに、「よさこい応援団」として全8チーム、約160人の踊り子が終結。力強い演舞を披露し、参加選手を応援した。
2020年7月5日(日)に東京都新宿で開催する「プレミアムよさこいin東京2020」は、委員会活動の集大成ともいえる催しだ。国内外に向けて「発展(未来)」「多様性(共生)」「つながり(参画)」「全世界(平和)」など、よさこいの魅力を余すことなく発信する。開催当日は、原点の「よさこい」披露をはじめ、国内外から選抜された約25チームの演舞や、オリンピック選手OBなどの著名人、観覧者が一緒に踊る総踊り、日本の伝統芸能とのコラボレーションを予定している。
大学時代に高知で過ごし、よさこいの魅力にとりつかれたという井上代表。国内はもとより世界29の国や地域で「踊りの輪」が広がりを見せる理由の1つに「各地のアイデンティティーを受け入れる自由さ」を挙げた。よさこいの基本ルールは「鳴子を持つ」「よさこい節のフレーズを入れる」というたったの2つだけ。「インドネシアでは地元の音楽を取り入れ、踊られています」(井上さん)という。実行委員会はさまざまな活動を通じて、よさこいの「つながりの濃さ、広がりの大きさ」を伝えている。
□「プレミアムよさこいin東京2020」概要
開催日 :2020年7月5日(日)午後1:30-7:00
開催場所 :新宿住友ビル 三角広場(東京都新宿区西新宿2丁目6番1号)
参加チーム:国内外25チーム予定
主催 :2020よさこいで応援プロジェクト実行委員会
その他 :
「東京2020 NIPPONフェスティバル共催プログラム」として認定されている