北海道上川町で地域おこし協力隊「KAMIKAWORKプロデューサー」本格始動 2020年度メンバー募集中!
2020年3月16日(月)配信
北海道上川町では、2019年度から町の魅力づくりを担う地域おこし協力隊を採用し、2019年4月から本格的に活動を開始した。町の移住定住促進プロジェクト「KAMIKAWORK(カミカワーク)」の推進役となる人材として、現在も隊員を募集している。
協力隊の肩書はKAMIKAWORKプロデューサー。「KAMIKAWORK」の活動を推進する主要人員で、メンバーはそれぞれ「フードプロデューサー」「アウトドアプロデューサー」などの職種に分かれ、まちづくりで具体的な領域を担っている。19年7月に主な活動拠点となる「大雪かみかわヌクモ」が開業。KAMIKAWORKプロデューサー主導のイベントやセミナーも精力的に行った。なかには早々と町内での起業を志すメンバーもいて、20年6月に「ラーメンプロデューサー」によるラーメン店が開業する。
KAMIKAWORKプロデューサーは全員、町外からの移住者。募集活動は継続的に行い、札幌や東京で開催したプロジェクトのPRイベント「KAMIKAWORK cafe」では、先輩プロデューサーや町に関わる著名人との交流ができる場を設けている。
□KAMIKAWORKプロデューサーとは
上川町の地域おこし協力隊。職種は「コミュニティプロデューサー」「フードプロデューサー」「アウトドアプロデューサー」「ランプワークプロデューサー」「ラーメンプロデューサー」の5種で、それぞれ得意な領域で町の魅力づくりを進めている。2019年にはコワーキングスペース「KAMIKAWORK Lab.」もオープンし、KAMIKAWORKプロデューサーたちの住居やオフィスとして稼働している。
□KAMIKAWORKプロデューサーの活動
<主な活動拠点>大雪かみかわ ヌクモ
2019年7月、KAMIKAWORKプロデューサーの主な活動拠点「大雪かみかわヌクモ」がオープンした。ヌクモは、廃校になった小学校をリノベーションした交流体験型複合施設で、チームラボによる体験型デジタルアート「あそぶ!天才プログラミング」も常設している。ヌクモ内のカフェスペースは、「フードプロデューサー」絹張龍平さんが中心となり開発したオリジナルのブレンドコーヒーや、上川町の食材を使ったスイーツなども提供。現在オリジナルスイーツも開発中だ。
ヌクモでは、「コミュニティプロデューサー」が主体となり、各種イベント・セミナーも精力的に開かれている。町外の出店者を集めたマルシェイベント「ヌクマルシェ」は、町内外からの参加者でにぎわった。
<クラウドファンディングで資金集め>ツリーハウスプロジェクト
「アウトドアプロデューサー」上野洋平さんを中心に、「上川町に『子供の頃夢見た秘密基地』を作りたい」と、層雲峡オートキャンプ場にツリーハウスを作るプロジェクトを進めている。資金調達は、クラウドファンディング「READYFOR(レディーフォー)」も活用。支援募集は3月27日(金)まで。
<ついに起業!>ラーメンプロデューサーが上川町で店舗開業
「ラーメンプロデューサー」高橋圭介さんが2020年6月、上川町内に自らのラーメン店を開業する。高橋さんは旭川からの移住者で、移住後の19年6月から上川町内のラーメン店で修行に励んでいた。新店はちょうど上川町で閉業となっていたところを引き継ぐことができ、念願のラーメン店開業に向けて準備も大詰めだ。
「KAMIKAWORK cafe」東京・札幌で大盛況
2019年度は、上川町での新しい働き方を考えるイベント「KAMIKAWORK cafe」を札幌で1回、東京で2回それぞれ開催した。層雲峡HOTEL KUMOIのオーナーでもあるホテルプロデューサー龍崎翔子さんなど、町にゆかりのある著名人もゲストで登場し、町でのビジネスの魅力を語った。KAMIKAWORKプロデューサーメンバーも登壇し、自らが行なっている新しい取り組みについて紹介した。