泰巖歴史美術館が開館 博物館1~2階には、実寸大の安土城天守閣5~6層を再現
2020年3月24日(火) 配信
東京都町田市に3月22日(日)、「泰巖歴史美術館」がオープンした。戦国武将織田信長の事績を軸に、全国の戦国武将らに関連する古文書や書画、武具などの歴史資料を展示。館名は、信長の戒名から名付けた。
信長関連の展示では、長く所在不明となっていた史料なども展示する。博物館1~2階に再現された実寸大の安土城天守閣5~6層も見どころだ。
美術館3階には、信長の一族や家臣、信長と同時代に活躍した信長を取り巻く戦国武将たちにまつわる古文書などを展示する。織田信長が上杉謙信に宛てた手紙や、武田信玄が織田信長に宛てた手紙、足利義昭の御内書、本能寺の変に関連する史料などを見ることできる。
4階は、国の重要文化財に指定されている「太刀 銘 来国光」など鎌倉時代以降の刀剣や、江戸時代前期につくられた「金小札白糸威両引合銅具足」などの甲冑、火縄銃などの戦道具が並ぶ。
5階は、茶の湯に焦点を当て、戦国時代に活躍した千利休や武野紹鷗らの茶道に関連する書状、信長が使用したとされる茶碗などを展示する。千利休作の唯一の現存茶室とされる「待庵」も再現している。
同美術館は、戦国時代から江戸時代初期に至る古文書や武具などを中心に、歴史資料を管理する太陽コレクションが運営する。