2023年春、北陸新幹線・芦原温泉駅開業 福井県あわら市がプロモ動画公開
2020年3月24日(火)配信
福井県の北の玄関口・あわら市は2020年3月24日(火)、23年春の北陸新幹線芦原温泉駅開業に向けた、あわら市感幸プロモーション動画「幸(さち)、感じるまち。あわら市」(計5編/版)を公式ホームページやYouTubeで公開した。
市は昨年、3年後の北陸新幹線開業を見据え、観光振興戦略のコンセプト「和心あふれる国際的な感幸地」を決めた。和心の「和」は、心が温まり癒やされる「和(なご)み」、周囲のまちなみや自然、人と人との調和を意味している。「感幸地」は、県民の幸福度ナンバーワンの福井県において、住む人も、訪れた人も、幸せを感じることができる土地、という想いをこめた。
動画は、あわら温泉の優れた泉質や日本海、湖や川、緑豊かな山々などの自然、歴史文化、これらがもたらす食の恵み、産業、人々の暮らしぶりを、ほっと和むナレーション映像と地元金津高校吹奏楽部のリズミカルな演奏で伝えている。日本人ファンが多い中国近代文学の父「魯迅(ろじん)」が、生涯の師と仰ぐあわら市出身の医師「藤野厳九郎」の人を思いやる心や信頼する生き方である「誠の実践」を、あわら市民の「誠実さ」に重ね合せて表現した。
あわら市の魅力を総括した「本編」のほか、「観光誘客版」、「移住定住版」、「ふるさと教育版」、「インターネット配信版」の5種類を制作した。
□動画の概要
名称 :あわら市感幸プロモーション動画『幸、感じるまち。あわら市』
配信開始:2020年3月24日(火)
対応言語:日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)※外国語は本編と観光誘客版
バージョン[尺]:
1.本編[10分10秒]
2.観光誘客版[2分2秒]
3.移住定住版[2分3秒]
4.ふるさと教育版[2分8秒]
5.インターネット配信版[38秒]
□動画タイトルロゴ
「幸」の文字は、あわら市民の心や意識の豊かさを意図して日本の伝統色「深紅」で表現。ロゴは、あわら市章をモチーフに、緑の山並みの自然に囲まれ、黄色く輝くあわら市が伝わる配色を施した。
□藤野厳九郎プロフィール
1874-1945年。福井県あわら市の医師・教育者。江戸時代から続く医家に生まれる。東京帝国大学で解剖学を研究後、仙台医学専門学校(現東北大学医学部)の講師となる。後に解剖学教授となり、清国(中国)からの留学生・魯迅と出会い、親身に指導に当たる。その後、魯迅は藤野を生涯の師と仰ぎ、1926年に仙台での藤野とのエピソード綴った自伝的小説「藤野先生」を著したことで、藤野の名が広く知られることになった。
□福井県あわら市について
福井県の最北端に位置するあわら市は、北西は日本海に面し、西南は坂井市に、北東は石川県加賀市に隣接している。北部は北潟湖と丘陵地帯、中央部はJR芦原温泉駅とあわら温泉のある市街地、南西部は田園地帯、東部は山林地帯が広がる。九頭竜川の北に広がる水田地帯、野菜や果実生産が盛んな丘陵地帯、里山が広がる山間地帯、越前加賀海岸国定公園に指定される海岸線、環境省重要湿地500選の北潟湖、140年の歴史を持つあわら温泉など、多様で豊かな環境は魅力だ。気候は、北陸地方では比較的温暖で過しやすいのが特徴。