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KNT-CT、20年3月期の連結業績予想を下方修正 新型コロナで赤字に転じる見込み

2020年3月24日
編集部:入江千恵子

2020年3月24日(火) 配信

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 KNT-CT(米田昭正社長、東京都新宿区)は3月24日(火)、2020年3月期(2019年4月1日~20年3月31日)の通期の連結業績予想を下方修正すると発表した。

 売上高は当初予想7.7%減の3900億円に修正したほか、営業利益と経常利益、当期純利益はいずれも赤字に転じる見込み。新型コロナウイルス感染拡大による旅行需要が低迷していることなどが要因。

 今回の修正内容は、売上高が4225億円から325億円減収の3900億円、営業利益は35億円の利益から33億円の損失に、経常利益は36億円が33億8000万円の損失を見込む。当期純利益も20億円が98億9000万円の損失となる見通し。

 新型コロナウイルス感染症が今年1月下旬以降に世界中に拡大したことを受け、国内と海外の個人旅行、団体旅行ともにキャンセルが相次ぎ、新規予約も入りづらい状況となり、売上高が大幅に減少した。

 また、ソフトウエアなどの一部について減損の兆候が認められたため、連結決算で約18億円を減損損失として特別損失に計上するのに加え、繰延税金資産を取り崩し、個別決算で約14億円、連結決算で約42億円の法人税等調整額を計上する見込み。

 期末配当は未定から0.00円とし、年間の配当金は見送りとなる。

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