白川郷、加熱式たばこ専用喫煙所を設置 4月1日から
2020年3月25日(水) 配信
岐阜県・白川村(成原茂村長)とフィリップモリスジャパン(シェリー・ゴー社長、東京都千代田区)はこのほど、包括協定を締結した。4月1日(水)からは火を使わない加熱式たばこ専用喫煙所を設置するなど、世界遺産の白川郷合掌造り集落で新しい喫煙環境の整備に取り組む。
白川郷は昨年11月、火災が発生したことから保全の重要性が高まっている。また、4月1日から改正健康増進法が全面施行されることもあり、火災リスクの軽減と望まない受動喫煙の減少を目的に同協定は締結された。
加熱式たばこ専用喫煙所は、荻町多目的集会施設と荻町公園などの中央幹線沿い3カ所に設置される。荻町伝統的建造物群保存地区の景観を損なわないよう配慮した構造となっている。また、同喫煙所が掲載されたマップとマナーガイドを刷新し、来訪客に対して喫煙環境変更の周知とマナー向上をはかる。
□協定事項(抜粋)
1.白川郷合掌造り集落にある荻町多目的集会施設、荻町公園など、中央幹線沿に、加熱式たばこ専用喫煙所を整備すること
2.集落外縁に所在する白川郷バスターミナルおよびせせらぎ公園駐車場に、紙巻たばこも使用可能な喫煙所を整備すること
3.白川村とPMJが協働し、多言語のピクトグラムサイン看板の設置、パンフレットの配布などを通じて国内外からの来訪客に喫煙環境の変更を周知すること