Airbnb、「オンラインで体験を」 人と人のつながり確保
2020年4月10日(金) 配信
Airbnb(エアビーアンドビー)は4月9日(木)から、これまで対面で行っていた体験プログラムをオンラインで提供する。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出自粛が要請されるなか、同社の使命である「人と人のつながり」の維持と、ホストの継続的な収入確保につなげたい考えだ。
体験プログラムは現在、30カ国以上で50件を準備しており、順次拡大していく。具体的には「僧侶と一緒に瞑想」や、オリンピックに出場した経験のあるホストによる「ボブスレー選手が教える栄養講座」などを用意している。
このうち、「僧侶と一緒に瞑想」では、利用客が1時間程度、僧侶からの瞑想や座禅を組む理由について説明を受け、お経を唱える。このほか、雑談や感想を伝えることができる。
同社はオンラインコンテンツ導入のサポートも行う。オンライン会議システムZoomを無償で利用できるようにするほか、コンテンツの企画や撮影、共有に関する支援を行う。
体験部門の責任者を務めるキャサリン・パウエル氏は「今、人と人のつながりを体現できるのはオンライン」とコメントした。