沖縄県石垣市で2人が新型コロナ感染 県内離島で初 多くの観光関連施設はすでに休業
2020年4月16日(木) 配信
沖縄県(玉城デニー知事)は4月13日(月)、石垣市内で2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市および県内離島で感染者が確認されるのは初となる。
発表を受け、同市の中山義隆市長は手洗いやうがい、手指消毒やマスクの着用などの感染予防策を引き続き行うこと、3密を避ける行動の徹底、不要不急の外出を控えるとともに、生活物資などの買い占めを行わないよう呼び掛けている。
中山市長は同日夕方、FMいしがきサンサンラジオの番組に出演し、新型コロナウイルス感染防止対策として、沖縄県が新石垣空港到着ロビーに設置していたサーモグラフィを、市独自に出発ロビーにも設置することを明らかにした。
新型コロナウイルス感染症患者が確認されたことで、「石垣市からほかの地域に感染者を広げないための対策。防ぐことから広げないよう、次の段階に入った」と述べた。
同市では6日に中山市長が観光客などに対し、来島自粛を要請。9日以降、石垣島と周辺の離島を結ぶ定期便が減便しているほか、観光施設なども自粛休業している。