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JATAの緊急Webセミナー【第2部-3】セルフガイドの提案(ミキ・ツーリスト社長の檀原徹典氏)

2020年5月11日
編集部:入江千恵子

2020年5月11日(月) 配信

Webセミナー画面のスクリーンショット

 日本旅行業協会(JATA)は4月28日(火)、緊急Webセミナー第2部を行った。2日目となったこの日は、企画担当者や各地のDMOなどを対象に「新たな旅行トレンドを創る~日本の旅行業界に期待する事~」をテーマとし、3人の講師がそれぞれ登壇した。

イヤホンガイドの活用

 3人目の講師は、VOX JAPAN設立準備室、ミキ・ツーリスト社長の檀原徹典氏が「FIT化する市場への新たなツール、セルフガイドの提案」をテーマに語った。新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐ手段のひとつに、人と人との距離を保つことが重要視されていることから、旅ナカの新しいツールに「イヤホンガイドの活用」を提案した。

 檀原氏は「新型コロナウイルス感染症拡大による濃厚接触を避けるため、FIT(海外個人旅行)がより増えるだろう。一定の距離を保つためにもイヤホンガイドを導入すれば対応できる」と語った。

 さらに、新たな観光地を提案し、地方に分散させることで、人の密集を避けることができるだろうとの。

 また、添乗員の高齢化に伴う絶対数の減少なども想定。ヨーロッパのバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂では、オーバーツーリズムの観点からすでにイヤホンガイドの使用が義務化されていることも紹介した。

 イタリアのローマに本社があるVOXでは、イヤホンガイドのレンタルや、FIT向けオーディオコンテンツなどを展開。イヤホンガイドは多言語対応も可能で、各国の観光地に普及している。

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