プリンスホテル、各施設で「With コロナ時代」のニーズに対応した新しいサービスを開始 衛生・消毒基準も策定
2020年6月2日 (火)配信
プリンスホテル(小山正彦社長、東京都豊島区)はこのほど、衛生・消毒基準「プリンスセーフティーコミットメント」を策定した。
営業再開にあたり策定し、全ホテル、レジャー施設で運用する「新型コロナウイルス感染症 感染拡大予防ガイドライン」を、利用者向けにわかりやすくまとめたもの。併せて、営業を再開した各施設で「With コロナ時代」のニーズに対応した新しいサービスを開始した。
衛生・消毒基準は、「衛生管理」と「クレンリネス」、「三密回避」を柱にしている。「三密回避」では、館内のソーシャル・ディスタンスの確保や、 飲食・会合時の余裕を持った定員の設定などの対応を行う。
「With コロナ時代」のニーズに対応した新しいサービスとして、全ホテルで清掃済客室のドアに一度開けると破れる仕組みの「Safety シール」を貼り付け、「清掃、消毒済であり、その後入室者がいない」ことを示す。
また、宴会、婚礼の会場レイアウトは、客同士の間隔、婚礼では隣席との間隔をできるだけ2メートル(最低1メートル)を確保できるように提案する。
各ホテルのレストランでもさまざまな新サービスを導入している。
ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町と、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪の一部店舗では、QR コード読み取り式のメニューを導入。伊豆長岡温泉 三養荘では、通常の食事処に加え、一部の客室をレストランの個室として使用する。
このほかに軽井沢プリンスホテルでは、コテージ宿泊客を対象に、「ドライブス
ルーチェックイン」を行っている。宿泊客は車内でチェックイン手続きや検温を済ませ、駐車場からは送迎カートで部屋に向かう。また、事前精算を行うことで、鍵を部屋に置いたままフロントを通らずにチェックアウトすることも可能だ。