エクスペディアグループ、300億円投じる 業界全体の回復はかる
2020年7月6日(月) 配信
エクスペディア・グループは2億7500万㌦(約300億円)を投じ、新型コロナウイルスの影響を受けた宿泊施設をはじめ、旅行業界の回復に取り組んでいる。
マーケティング費用には、最大2億5000万㌦(約270億円)を投入する。パートナー施設には、手数料の25%を同グループ内で利用できる費用として還元する。
旅行需要の回復時期を把握できるよう、旅行者のデータをまとめた「マーケット情報分析(仮称)」も公開した。
データ内容はウェブサイトの訪問者数や滞在期間、旅行者の出身国など。パートナー施設が無料で利用できる。
このほか、地域認知度を向上させるキャンペーンのため、2500万㌦(約30億円)を用意した。
「『次はどこへ行く?(Where Next?)』キャンペーン」も行う。旅行意欲を高めるため、旅行先をオンラインで提案する。
旅行者の安心につなげようと宿泊施設が衛生対策を掲載できるようした。内容は非対面のチェックインのほか、消毒液の設置有無など。
休業のスタッフへの無料トレーニング支援として、「エクスペディア・グループ・アカデミー」も始めた。