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アパホテル、大森駅前徒歩1分にオープン 「今後も宿泊需要の旺盛なエリアに展開」

2020年6月24日
編集部:馬場遥

2020年6月24日(水) 配信

開業披露式典のようす。左から2番目が元谷外志雄代表、左から3番目が元谷芙美子社長

 アパホテル(元谷芙美子社長、東京都港区)は6月24日(水)、アパホテル大森駅前をオープンした。東京都大田区では4棟目となる。JR京浜東北線大森駅から徒歩1分。羽田空港から路線バスで約30分の好立地に配置した。

 14階建て、全347室。2階には大浴殿と露天風呂を備える。

 全客室禁煙。全室に50㌅以上の大型液晶テレビを設置する。館内案内をテレビ画面上で表示し、大浴殿の混雑状況を確認できる機能を搭載。テレビリモコンで、チェックアウト時間の延長手続きができる「セルフ延長機能」を備えた。

 チェックインはスマートフォン決済、クレジット決済で接触を最低限に抑える。今年の夏以降には、アプリチェックイン専用機の導入を予定。

 ビジネス面だけではなく、国内レジャー、インバウンドなど、幅広い宿泊需要を期待する。

 開業披露式典で、アパグループの元谷外志雄代表は「新型コロナウイルスの影響で東京五輪が開催延期するなど、観光業は大きなダメージを受けた。しかし、当社は一時的なイベント需要に合わせてホテルを開業しているわけではない。今後も出店計画に変更はない」と明言した。

 さらに、今年4月には新型コロナ患者受け入れのために、一棟借上げ方式で全国6ホテルを提供し、政府に協力したことに触れ、「国難ともいえる状況ではあるが、今後も東京、大阪、福岡など、宿泊需要の旺盛なエリアにドミナント展開し、同ブランド(直営・フランチャイズ)として10万室達成を目指したい」と力を込めた。

 元谷芙美子社長は、「五輪が延期になっても代表は『大丈夫、むしろチャンスだ』と話している。これは本グループが50年かけて、財務体質を筋肉質なものにしてきたからこそ出た言葉。今まで売上は落ちたことがなく、会社の結束力を強めるために、今期も黒字にしていきたい」と意気込んだ。

アパホテル大森駅前 外観

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