赤羽国交大臣、二階自民党幹事長を訪問 北海道・ウポポイへの誘客の協力を求める
2020年7月8日(水) 配信
赤羽一嘉国土交通大臣は7月8日(水)、自民党の二階俊博幹事長(観光立国調査会最高顧問)を訪れ、ウポポイ(民族共生象徴空間)への誘客の協力を求めた。同施設は7月12日(日)に、2度の延期を経て、北海道・白老町にオープンする。
赤羽大臣は、今回の開業にあたり、目標来場者数100万人と明かしたうえで、「自民党の皆様の人脈をお借りしてぜひお越しいただきたい」と要請した。また、新型コロナウイルス感染症の影響で減っている修学旅行や社会科見学需要も、同施設を行先にしてもらうことで「需要回復の一助になれば」と語った。
二階氏はこれに対し、「コロナ禍やこの度の九州豪雨など暗いニュースが続くので、明るいニュースを提供したい。ぜひ協力させていただく」と前向きな意向を示した。
赤羽大臣は、8月に予定されているGo Toトラベルについて触れ、「皆さんに活用していただき、多くの人に足を運んでいただけるような仕掛けづくりをしている」と語った。
その後、赤羽大臣は公明党の太田昭宏衆議院議員(観光立国推進本部顧問)を訪問し、議員会館で意見交換を行うとともに、協力を要請した。
太田氏は、「来場者数100万人というのは観光における大きな柱になる。アイヌ文化の周知を目指すとともに、施設名の通り『共生』を目指していってもらいたい」と期待をあらわにした。
記者の質問に対して赤羽大臣は、「コロナ禍や自然災害の復旧・復興を進めるとともに、国民が抱く観光復興への期待にもしっかり応えていきたい」と述べた。県が行う「ふっこう割」は7月いっぱい、それにつなげるかたちで、国が実施する「Go Toトラベル」を8月以降に仕掛けるという動きにする予定と語った。