新たな農泊ニーズを発見 ウィズコロナ時代の農山漁村地域旅行
2020年7月13日(月) 配信
民泊などを扱う宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を運営する百戦錬磨(上山康博社長、宮城県仙台市)は6月25日(木)、「ウィズコロナ時代における農山漁村地域への旅行に関する消費者意識調査」を行った。調査結果で、「マイクロツーリズム」と「ワーケーション」という新たな農泊ニーズがあることがわかった。
インターネットでアンケートを行い、対象は東京23区、大阪市、名古屋市在住の20~70代男女1000人。
ウィズコロナ期における農山漁村地域への旅行意欲について、「ぜひ旅行したい」、「どちらかといえば旅行したい」が合わせて60%と、半数以上が旅行意欲を持っていることがわかった。年代別だと、20~30代の若年層において7割以上が旅行に前向きな姿勢を見せていた。
農山漁村地域で泊まりたい宿泊施設として、「一棟貸、貸別荘、コテージ、古民家」のニーズが4割以上と高い水準だった。
旅行目的として、「地域の魅力を再発見できる近隣の旅行先(マイクロツーリズム)」(62・4%)は高年齢層、「テレワーク・ワーケーション」(30・2%)は若年層へのニーズが高い結果となった。
ワーケーション・テレワークに求める付加価値として、「豊かな自然、歴史的遺産などの散策やサイクリング」、「地元料理やお酒を楽しむ」という需要が高かった。
また、インターネットなどのオフィス機能、近隣のスーパー・コンビニに次いで、設備に「食(レストラン・食堂・宅配)」を求める声が多くあった。