130年の歴史、また新しく一歩踏み出す 「ホテルかずさや」7月17日グランドオープン
2020年7月16日(木) 配信
創業130年のホテルかずさや(工藤哲夫代表、東京都中央区)は7月17日(金)、新たなホテルとしてグランドオープンする。客室には四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)という江戸カラーを使用し、江戸の「粋」をさりげなく演出。創業時から受け継いでいる日本橋の江戸文化を感じられるレイアウトで、宿泊客をおもてなしする。
新築工事にあたり、70室を備える旅館だった旧施設を解体し、2年間の休業を経て、今年6月に竣工した。当初は5月の連休後に開業を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開業を見合わせていた。
全室でWi―Fiが使用可能。ビジネスや家族、カップルがそれぞれ利用しやすいように、シングル(36室)・ダブル(10室)・セミダブル(52室)・ツイン(39室)・デラックスツインルーム(17室)――を、合わせて154室備える。外国人宿泊客もゆったり過ごせるよう客室を広めに設計する。浴室の段差をなくし、バリアフリーにも対応する。
2階には男女別の大浴場「時の湯」があり、和モダンな雰囲気を感じさせる空間を演出。ろ過した水を使用することで、肌触りのいいお湯を楽しめる。
同階に江戸「時の鐘通り」ミュージアムが併設され、同ホテルが建つ日本橋の歴史をマップやパネルで閲覧できる。
ビジネスシーンで会議室として使えるラウンジは、約20人が収容可能。立食パーティーの会場としても使える。
「食堂酒菜・時の鐘」では厳選された素材を使った朝食メニューを楽しめる。福井県産の「越地米」や、仙台産の味噌を使用した具沢山の味噌汁などが並ぶ。焼魚は日替わりで、連泊する宿泊客も満足できる膳を提供する。