アクリルを通さずに直接クラゲを観察 すみだ水族館、日本最大級の水盤型水槽「ビッグシャーレ」設置
2020年7月17日(金) 配信
「近づくと、もっと好きになる」をコンセプトに掲げるすみだ水族館(東京都墨田区)が初の大規模な改装を行い、7月16日(木)リニューアルオープンした。
「隔てないこと」をテーマに、アクリルを通さずに直接クラゲを観察できる新体感水槽「ビッグシャーレ」を設置。また、通常バックヤードで行う飼育作業が間近で見られる情報発信基地「アクアベース」も設けた。
約2倍に拡張したクラゲエリアには、長径7㍍の日本最大級の水盤型水槽「ビッグシャーレ」と、「ドラム型水槽」を設置。ビッグシャーレには、すみだ水族館で生まれた500匹のミズクラゲが泳いでおり、ライトアップの演出も行われる。
一方のドラム型水槽では、3種類のクラゲの色や模様、泳ぎ方の違いなどを見比べられる。3つのつながった水槽を横から見ることで、1つの水槽に多種を展示できないクラゲが同じ水槽で泳いでいるように見える工夫をしている。
「アクアベース」は、「ラボ」と「キッチン」で構成する。
「ラボ」では、同水族館で展示する14種約700匹のクラゲの飼育と繁殖作業を行う。生後0日のクラゲの赤ちゃんが成体になるまでの過程を観察できる。オープンカウンターのカタチをとっており、興味があることを飼育スタッフに質問することも可能だ。
「キッチン」では、飼育スタッフがペンギンやオットセイなどのご飯を準備しているところを見ることができる。