【北海道・知床】ウトロの観光船会社がコロナ危機を乗り越えようと、クラウドファンディングを実施
2020年7月22日(水)配信
北海道・知床半島の西側(ウトロ側)で小型船でのクルージングツアーを運航する事業者4社で結成された知床小型観光船協議会は2020年7月1日(水)から、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で、知床オリジナルグッズ・地場海産物・観光船の乗り放題などをリターンに用意したプロジェクトを開始した。
今年は知床の世界自然遺産登録から15年という記念すべき年だが、新型コロナウイルス感染症拡大で、国や北海道からの要請を受け、5月末までは運航を自粛。その後も前年比で6月95%減、7月77%減、8月 80%減という危機的な予約状況に陥っている。5~9月下旬までの、実質5か月弱しかない短いシーズンのなか、とくに7~8月が売上の約65%を占めるが、今年は集客不振で未だに数便しか運航できない状況だ。知床小型観光船の未来のため、この現状を打破するべく、クラウドファンディングに挑戦した。
支援者へのリターンは知床限定グッズや知床産の海産物詰め合わせセットなど、大きく分けて5パターン。このうち3万6000円以上の支援に対しては、観光船が6年間乗り放題になるチケットを用意する。2親等以内の家族で共有することができ、有効期限も2026年までと長期間。知床のクルージングをより身近に感じてもらえるよう企画した。
プロジェクト実施は8月16日(日)まで。