山形県白鷹町の歴史的建物をリノベーション 21年春「NIPPONIA 白鷹 旧奥山邸(仮称)」開業へ
2020年8月13日(木)配信
ukitam(ウキタム、冨田浩志社長、山形県・白鷹町)は2021年春、山形県白鷹町の旧奥山邸をリノベーションし、着物の世界を起点に地域の魅力を伝える宿泊施設「NIPPONIA 白鷹 旧奥山邸(仮称)」として開業する。
旧奥山邸は、300年続いた地元名家の邸宅だ。米沢藩との結びつきも強く、第9代藩主・上杉鷹山の時代には、養蚕事業拡大にも携わり、藩の経済再生に貢献した歴史を持つ。
今回のリノベーションでは、養蚕・織物業で栄えた白鷹地域の歴史文化をベースに、「着物」をテーマにした空間づくりを行い、滞在を通じて地域の魅力を発信していく場所を目指す。約8千平方メートルの広さを持つ敷地内には、母屋と5棟の蔵があり、それぞれを8つの客室とレストランに改修する。
開業後は、施設の利用客向けに体験プログラムも提供する。地域の農家や商店、事業者と連携をはかりながら、伝統工芸の体験から、田植えや稲刈り、雪かきなどの「暮らし」体験まで、白鷹ならではの貴重なメニューを企画する。