「シュガーロード」日本遺産へ 長崎館でコーナー設置、伝統のお菓子販売も 長崎県
2020年8月14日(金) 配信
「砂糖文化を広めた長崎街道 ―シュガーロード―」は6月19日(金)、長崎県長崎市らが文化庁に申請し、日本遺産に選定された。これを記念して、日本橋長崎館では8月31日(月)まで「シュガーロードコーナー」を設置し、長崎街道沿いの砂糖文化を継ぐ県内のお菓子の展示や販売を行う。
小倉と長崎をつなぐ全長228㌔の街道。室町時代末ごろから江戸時代にかけて行われた西洋や中国との貿易で、街道沿いの地域には砂糖や外国由来の菓子が多く流入し、独特の食文化を持ったといわれる。
日本遺産に認定されたストーリーを構成する文化財は全52件。「長崎街道」「出島和蘭商館跡」「カステラ」「大村街道」「有平糖」「松原宿」「諫早おこし」「へこはずしおこし」「大村寿司」――など、長崎県では計24件が構成文化財に選ばれた。
同県は「これを機に、400年以上の時間をかけて発展し続ける砂糖やお菓子の文化に触れてほしい」と期待を込める。
展示・販売期間は8月12(水)~31日(月)、午前10時~午後8時。