自然豊かな離島で暮らしながら学ぶ 小・中・高校に通う離島留学生募集 国土交通省
2020年8月25日(火) 配信
国土交通省はこのほど、令和3年度離島留学生の募集状況を取りまとめた。近年、小・中・高校生が自然豊かで伝統文化の残る離島で暮らしながら学ぶ「離島留学」を実施する学校が増加傾向にあり、希望者向けの説明会や体験入学を実施している学校のリストを作成。離島留学の推進を通じた離島活性化をはかる。
来年度、離島留学を募集する地域は、北海道の礼文島や東京の八丈島、島根県の隠岐諸島、長崎県の五島列島、鹿児島のトカラ列島や奄美群島など全国51島におよぶ。
受入体制は4種類ある。島の里親のもとから通学する「里親型」、島の寮などから通う「合宿型」、親子で島に移住する「親子型」、島の祖父母宅から通学する「孫もどし型」があり、島ごとに採用している体制は異なる。
説明会は学校によってさまざまで、現地での見学会や体験宿泊を行うところがあるほか、オンライン説明会を開催する学校もある。希望日時に合わせて、見学を受け付ける場合もある。
留学期間は、小・中学校は1年間が多いが、継続可能な学校や義務教育の期間中可能なところなど、長期期間の留学が可能な場合もある。高校は3年間のところが大半を占める。
具体的な受け入れの可否や詳細については、それぞれの学校の問い合わせ先まで。国土交通省ホームページで離島留学募集地域一覧や、離島留学希望者向け説明会・体験入学などの詳細を公開している。